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スリップ(薬物再使用)時の対応

本人がスリップしますと家族は混乱します。このために、時として家族は嫌がる本人を無理やりに精神病院等に連れて行くことがあります。しかしながら、そうしたところ(特に精神病院)は一般的に良いイメージを持たれていません(例:鉄格子や鍵)。そして、居心地が良いところとは決して言えないのが実際でもあります。まして、本人が精神病院等に入院した経験がありますと、このような事情は良く理解しているのが普通です。このような状況で無理やりに嫌がる本人を精神病院に連れて行っても、本人は家族に対して強い嫌悪感や反感を持ったりします。また、このようなネガティブな感情は関係者(スタッフという仲間)にも向けられます。こうした経過は、本人とスタッフの間にもよい信頼関係が出来にくく、プログラム(回復への道のり)を共有できないことが多いものです。それどころか、たとえこのような経過と状況でプログラムを開始できたとしても、本人は家族やスタッフに対して強い反感を持っているのが普通です。このために、本人はスタッフ(仲間)と「分かち合う」ことが出来ず、クスリを断とうという気持ちにならないことが多いのです。そして、こうした場合、短期間で断薬に失敗します。それどころか、将来的には本人が家族や精神病院等に対する強い嫌悪感や反感を持つことを手助けすることになってしまうため、それ以降の回復への道のり(プログラム)を妨げてしまいます。このようなことから、本人の嫌がっているときに無理やりに精神病院等に連れて行くことは、決して良い結果にはつながりません。

では、本人がスリップをして精神病院等に行きたがらないときには、家族はどのようにしたらよいのでしょうか。このような場合、多くの家族は混乱しているので、適切な対応を取ることが出来ません。結果として、本人に悪影響を与えてしまいます。このために、家族が最初に行うべきことは、家族自身が家族会や自助グループに出席することです。そして、自らの混乱を取り除くべきです。このように家族が行動しますと、本人が専門施設等につながる(回復への道のりを歩み始める)のに多くの時間がかからないのが普通です。

このような家族の対応は、まだ本人が専門施設(ダルク)への入寮を拒否している場合にも有効です。